終活でエンディングノートを使用するメリットやまとめ方

正確に想いを伝えることができる

普段の生活のなかではなかなか言葉にできない気持ちや、いつか伝えようと心のなかにしまい込んでいる言葉も少なくないでしょう。

エンディングノートにそういった言葉や希望を書いておくことで、あなたの想いを正確に家族に伝えることができるようになります。お墓や葬儀・法要はどうしたいのかも書いておけば、あなたの気持ちがわからずに家族が迷ったり悩んだりしないで済みます。

親族間のトラブルを回避できる

エンディングノートには、遺言書のような法的な効力はありません。しかし、財産分与をどうしたいか、貴金属や思い入れのある品はどうしたいかなどを記載しておくと、親族間での相続トラブルが起きにくくなります。遺言書を別に用意する場合も、遺言書の内容についての想いや説明を入れておけば納得してくれるでしょう。

形として残すことができる

亡くなった人の声と言葉の内容は、録音したり文字として残したりしておかないと、少しずつ記憶から薄れてしまいます。エンディングノートに手書きで言葉を残しておけば、いつまでもあなたの直筆と言葉は残り続けます。あなたにとっても、家族にとってもかけがえのない思い出の品になるはずです。

人生を振り返るきっかけになる

エンディングノートを書き始めると、「あんなことやこんなことがあった」と振り返ることが増えます。辛かったことも楽しかったことも思い出すことで、これからの人生をより充実したものになるでしょう。

生前整理を始める気持ちが出てくる

エンディングノートを作り始めると、生前整理も一緒にやろうという気持ちが出てきます。生前整理をしておくことで家族への負担も減らすことができるため、終活の足掛かりとしてエンディングノートの作成はおすすめです。

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自分の基本的な情報

氏名・生年月日・緊急連絡先など、万が一のことがあったときに誰が見てもわかる内容を記載します。最初に見られる可能性が高いページになるため、絶対に伝えたいことも一緒に記載すると効果的です。

葬儀・法要やお墓の希望

「家族葬にしてほしい」、「分骨をしてほしい」など、亡くなったあとの希望を記載しておくと家族が迷いません。自分の葬儀やお墓用の貯金がある場合は、その口座や金額も記載すると良いでしょう。

所有財産のリスト

自動車・不動産・現金・保険など、保有している財産をリストにまとめておくと家族の負担が減り、相続トラブルも回避できます。ローンや負債がある場合もトラブルを防ぐために書いておいてください。

形見分けのリスト

宝石や貴重品、衣類や思い出の品など、子どもや友人に相続してほしいものがある場合も書いておきましょう。遺言書のような法的な効力はありませんが、あなたの気持ちを伝えるのに役立ちます。

契約や会員登録情報

携帯電話や公共料金の契約、定期購入や習い事などの契約内容も記載しておくとわかりやすいです。また、SNSのアカウント情報も記載しておくと、亡くなったことを伝えてもらうこともできます。

ほかにも家族や友人へのお手紙、ペットをどうしてほしいかなど、エンディングノートには何を書いてもかまいません。少しずつ書き進めて悔いの残らないようにしましょう。